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戦国時代の城

戦国時代の城  ―遺跡の年代を考える―



峰岸純夫・萩原三雄編  2,500円(税別)
A5・240頁 ISBN978-4-86215-059-2


16世紀、戦国時代には全国各地で数多くの城郭が築かれたが、いまも残る城跡は、いったい何時の時代に造られたものなのか! 土塁や堀、郭といった現存の縄張から年代を推し量るにはどうすればよいのか。発掘調査で発見されるさまざまな出土品によって示される編年観と城跡の年代観は調和するのか、しないのか。遺跡の年代を推定するための基礎的な考え方や方法論を、考古学と縄張研究の協業作業によって模索する初めての試み。


主な目次


序 戦国期城郭の年代観…………………………帝京大学山梨文化財研究所所長/萩原三雄
戦国城郭の出現と展開………………………………………東京都立大学名誉教授/峰岸純夫

 第1部 縄張と城の年代観
縄張研究における遺構認識と年代観………………………………中世城郭研究会/西股総生
軍事施設としての中世城郭…………………………………東京都立芦花高校教諭/松岡 進
検出遺構よりみた城郭構造の年代観………………………同志社大学非常勤講師/中井 均

 第2部 遺物の編年と城の年代観
瀬戸・美濃大窯編年と城の年代観………………………………愛知学院大学教授/藤澤良祐
土器・陶磁器編年と城の年代観……………京都府埋蔵文化財調査研究センター/森島康雄
遺物の組成と城の年代観………………………………愛知県埋蔵文化財センター/鈴木正貴

討 論


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