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日本海流通の考古学

日本海流通の考古学  −中世武士団の消費生活−



水澤幸一(新潟県胎内市教育委員会)著  7,500円(税別)
A5・360頁 ISBN978-4-86215-061-5


本書では、11〜16世紀初頭において最も中国陶磁器が流通していた日本海沿岸地域に焦点をあて、消費地でのモノの出方から日本海流通の実態を捉えるとともに、消費者たる中世武士団の領主居城の具体相に迫る。中世考古学による広域流通論と武士団の本拠論から日本海沿岸地域の特性を浮かび上がらせる歴史学・考古学研究者必読の1冊。


主な目次


序 章 中世考古学の視点―本書がめざすもの―
   第1部 貿易陶磁器の流通
第1章 貿易陶磁器の実像
第2章 中世前期の貿易陶磁器
第3章 中世後期の貿易陶磁器
  第2部 瓦器・土器・漆器
第1章 中世後期における瓦器の位相
第2章 中世土器
第3章 中世漆器
  第3部 遺跡から見た流通
第1章 奥山荘政所条遺跡群―坊城館から江上館へ―
第2章 中世越後の城館
第3章 越後の戦国期城郭
第4章 井戸構築技術の流入―北陸を中心に―

終 章 日本海流通の考古学


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