もうひとつの敦煌 鎮墓瓶と画像磚の世界 新大人文選書7
關尾史郎著 1,800円(税別) B6判・並製・170頁 ISBN978-4-86215-092-9 莫高窟をはじめとする石窟寺院の彫像や壁画で著名な敦煌だが、本書では、その敦煌の古墓から出土した鎮墓瓶と画像磚に注目して、壁画や彫像だけではわからない、敦煌の人たちが抱いていた世界観や宗教意識を明らかにする。
莫高窟をはじめとする石窟寺院の彫像や壁画で著名な敦煌だが、本書では、その敦煌の古墓から出土した鎮墓瓶と画像磚に注目して、壁画や彫像だけではわからない、敦煌の人たちが抱いていた世界観や宗教意識を明らかにする。
主な目次
はしがき 序章 敦煌へ 敦煌の環境/敦煌の歴史@―漢時代まで/敦煌の歴史A―魏・西晋時代/敦煌の歴史B―五胡十六国時代以降 第一章 敦煌の古墓群 古墓群と墓の概観/古墓群の調査と研究 第二章 鎮墓瓶 鎮墓瓶の出土状況/敦煌鎮墓文の文章構造/後漢鎮墓文の文章構造/鎮墓瓶とその出土状況比較/敦煌鎮墓瓶の広がり/まとめ 第三章 画像磚 画像磚の分布状況/敦煌画像磚のモチーフ/酒泉・嘉峪関、高台画像磚のモチーフ/漢代画像石・画像磚との比較/まとめ 第四章 敦煌社会の成立 敦煌社会の成り立ち/移動する人びとの流れ/移住する家族のすがた/まとめ 終 章 敦煌から 莫高窟の壁画へ/中央アジアへ あとがき/参考文献一覧/図表出典一覧
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