水の中世 治水・環境・支配 考古学と中世史研究 第10巻
小野正敏・五味文彦・萩原三雄編 2,500円(税別)
降水量の多い日本列島は水による災害が多いところである。その克服のため環境に根差した利水・治水の技術が工夫され、水資源の重要さゆえに、水を手段として人の支配や管理も行われ、都市や町が水辺に積極的に展開した時代が中世であった。本書では水をキーワードに中世社会の内実に迫る。
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問題提起 なぜ、いま水か 中世で水を語ること…小野正敏(人間文化研究機構理事) | ||