新刊のご案内 本の購入へ
古代の天皇と豪族

古代の天皇と豪族



野田嶺志著  2,800円(税別)
A5判・240頁 ISBN978-4-86215-131-5


古代の軍制や豪族をテーマに数多くの業績を残した著者が一般読者向けの歴史雑誌『歴史読本』『別冊歴史読本』に1981年~1994年のあいだに発表した諸論考を収録。古代史ファンなら知っておきたい歴史の謎の数々が、やさしく丁寧な叙述のなかで、はっと思わせる鋭い指摘で解き明かされる。


主な目次


  Ⅰ 天皇・皇子・皇女論
飯豊皇女は最初の女帝か/穴穂部皇子―王位要求の論理―/崇峻天皇暗殺の真相は何か/ 蘇我一族の没落―中大兄皇子―/有間皇子謀殺事件の謎/天智・天武天皇以降の皇位継承問題/「記紀」の中の皇子・皇女

  Ⅱ 古代豪族論
作られた国家統一の英雄たち/戦士集団・大伴軍の君臣関係―大伴金村―/古代水軍の名将 阿倍比羅夫/コラム 鑑真を日本に請招した普照はどうなった?/コラム 古代の歌垣で知られる筑波の嬥歌はどうなった?

  Ⅲ 検証・物部氏
崇仏論争の謎―物部守屋―/大伴・物部氏―大和王権の直属集団―/物部守屋の死と崇仏論争の真相/物部守屋―境界を「守る」軍の指揮官―/物部氏―神武天皇伝説と氏族伝承―/石上神宮―大王を守護する神剣―

  Ⅳ 古代軍制論
古代軍制と壬申の乱―大海人・大友軍の軍団構成―/壬申の乱10のなぜ?/古代国家と軍事体制/防人と大宰府―国家防衛構想―/コラム 東国から招集された防人たちはどうなった?/コラム 陸奥経営の拠点多賀城はどうなった?


 前のページにもどる