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大坂 豊臣と徳川の時代

大坂 豊臣と徳川の時代



大阪歴史博物館・大阪文化財研究所編  2,500円(税別)
A5判・208頁・口絵カラー16頁 ISBN978-4-86215-146-9


本書は、大坂城跡と大坂城下町跡で、過去60年にわたって進められた発掘調査の成果を現場の担当者がやさしく説明しながら、大阪の歴史を訪ね歩く案内書だ。城跡や武家地はもちろん、秀吉が建設した町人地や、徳川時代に繁栄していく町屋の暮らしに眼を向けて、ありきたりな歴史本では書けない、大阪に住まう一般庶民の生きざまに迫る!


主な目次


   序 章 中世の大坂

第1節 大阪の成り立ち

第2節 中世大阪の都市群

第3節 遺物からみた難波宮廃絶から中世大阪まで

第4節 大阪と石山

   第Ⅰ章 豊臣時代の大坂

第1節 豊臣大坂城下町の建設と拡大過程

第2節 豊臣大坂城の構造と見つかった石垣

第3節 大坂にいた大名と発掘された武家屋敷

第4節 天満地域の開発

コラム 移動する町人と広がる街区

   第Ⅱ章 徳川時代の大坂

第1節 城下町の再生と展開

第2節 発掘された蔵屋敷

第3節 町人地の拡大と構造

第4節 大坂をつくった町人たち

   第Ⅲ章 大坂人のくらしぶり

第1節 大坂出土の焼物

第2節 大坂出土の桃山陶磁

第3節 さまざまな道具たち(大坂の飲食器/大坂の台所/輸入陶磁器/化粧道具/明かりと油/文房具と定規/貨幣・秤・枡/遊び/ミニチュア土製品)

第4節 食べ物と動物

コラム 文化財をまもり伝える技術

   第Ⅳ章 都市の産業

第1節 産業都市大坂

第2節 金属加工業

第3節 発掘された多彩な産業(大坂の瓦生産/近世大坂の陶器生産/硯製造業/墨造り/骨・角細工)

第4節 『難波丸』と発掘調査成果の対比

エピローグ 近世大坂の拡大と終焉


あとがき/関連年表/参考文献


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