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近世城郭の考古学入門

近世城郭の考古学入門



中井 均・加藤理文編  3,000円(税別)
A5判・236頁 ISBN978-4-86215-167-4


天守や石垣がいまも残る近世城郭は、整備・保存・修復等の発掘調査が全国各地で日々進められている。けれども、どこをどう掘るべきか、どう保存・整備すべきか、近世城郭は中世とどこがどう違うのか? といった基準になるものが何もない。なので、本書では考古学の立場で近世城郭を考える最低限の項目を選び、将来の指針となることをめざす。

目  次

考古学と近世城郭 ―その定義を求めて―……………加藤理文
織豊系城郭と近世城郭の虎口の変化……………………山上雅弘(兵庫県立考古博物館)
戦国期の城に重なる近世城郭……………………………佐々木健策(小田原市観光課)
近世城郭の改修と破城……………………………………乗岡 実(岡山市教育委員会)
櫓台と天守台………………………………………………大嶋和則(高松市文化財課)
御 殿 ―能舞台と庭園を中心に―……………………谷口 徹(米原市柏原宿歴史館)
石垣の修理を追う…………………………………………楠 寛輝(松山市役所都市整備部)
近世城郭の瓦………………………………………………金子 智(東京都教育庁)
近世城郭・城下町の陶磁器………………………………堀内秀樹(東京大学埋蔵文化財調査室)
城下町建設の手法 ―都市空間の造成を読み解く―…松尾信裕(大阪歴史博物館)
近世城郭の整備と復元……………………………………中井 均


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