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鎌倉街道中道・下道

鎌倉街道中道・下道



高橋 修・宇留野主税編  6,000円(税別)
A5判・270頁 ISBN978-4-86215-170-4


中世の鎌倉街道には、上・中・下の主要な3ルートがあるのは確かだが、その規模や形状、どこをどう走っていたのか、支線はどうなっているのかなど、実はわからないことのほうが多い。本書では史料と現地調査、考古学の成果によりながら、さして俎上にものぼらなかった中道(なかつみち)・下道(しもつみち)の実態解明に挑む。

目  次

序論 中世大道の成立と鎌倉街道……………………高橋 修(茨城大学教授)

   第1部 論考編
金砂合戦と鎌倉街道……………………………………木村茂光(東京学芸大学名誉教授)
鎌倉街道と町場…………………………………………宇留野主税(桜川市教育委員会)
小田城と常陸の中世道…………………………………越田真太郎(桜川市教育委員会)
下野の鎌倉街道…………………………………………江田郁夫(栃木県立博物館)
下総西部の鎌倉街道中道………………………………内山俊身(茨城大学非常勤講師)
中世下総国毛呂郷域の「鎌倉大道」…………………清水 亮(埼玉大学准教授)
考古資料からみた茨城県内の中世道路………………比毛君男

   第2部 資料編 鎌倉街道下道現況調査報告
資料編凡例
下総との国境湿地に浮かぶ台地の道…………………前川辰徳(大田原市那須与一伝承館)
内海世界と下道を結ぶ…………………………………額賀大輔(笠間市教育委員会)
霞ヶ浦を望む桜川・花室川の渡河点…………………比毛君男(土浦市上高津貝塚ふるさと歴史の広場学芸員)
常陸国府と筑波に通じる二本の道……………………千葉隆司(かすみがうら市歴史博物館)
五万堀古道………………………………………………大関 武(つくば市立要小学校教頭)
筑波山南麓の東西道……………………………………越田真太郎
下野国と奥大道をつなぐ小栗への道…………………宇留野主税


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