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中世後期の領主と民衆

中世後期の領主と民衆



田代 脩著  8,500円(税別)
A5判・345頁 ISBN978-4-86215-240-4


日本列島の東西にわたって領主と民衆の関係を追究してきた田代脩氏の研究成果を収録した遺稿集。領主―民衆間の合意・対立の実態、村落の形成と階層性、村落間の結合や上下関係、民衆による再開発・新田開発の営みの様相など、日本中世史研究の礎となる基本図書である。


目  次


凡 例

  第1部 畿内近国の領主と民衆
第1章 阿弖川庄における地頭領主制の展開
第2章 庄園制下における村落の形成 ―高野山領紀伊国荒川庄について−
第3章 中世後期の郷村制について ―高野山領荒川庄を中心に―
第4章 中世後期における年貢減免闘争の展開 ―高野山領荒川庄を中心に―
第5章 戦国期における領主制 ―近江国高島郡朽木氏を中心に―

  第2部 東国の領主と民衆
第1章 武蔵国の荘園・公領
第2章 府中≠ゥ衆中≠ゥ ―『鶴岡事書日記』の記述をめぐって―
第3章 中世東国における農民闘争とその基盤 ―鶴岡八幡宮領武蔵国佐々目郷を中心に―
第4章 その後の佐々目郷と矢古宇郷
第5章 佐々目郷と農民の動向
第6章 佐々目郷をめぐる若干の問題 ―反省と批判―
第7章 戦国期における伊達氏の段銭帳

初出一覧
解 説 本書の内容と日本中世史研究の課題……………………清水 亮(埼玉大学准教授)
付 記…………………………………………………………………清水 亮
索引 T 人名索引/U 地名・寺社名索引/V 事項索引/W 研究者名索引


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