新刊のご案内 本の購入へ
戦国の城と一揆

戦国の城と一揆



中井 均編  掟書現代語訳:桜井英治・清水克行・村井章介
A5判・260頁 ISBN978-4-86215-243-5  3,000円(税別)


戦国時代の人たちは、個の力ではどうにもならないとき、身分や貧富の違いはあっても、平等をタテマエに協力し合う一揆を結んで難局にたちむかった。この戦国人の生き様は、現代にも城跡として地上に残り、一揆の掟書として伝わっている。本書では、城郭研究・考古学・文献史学の合力をもって、戦国時代の一揆とは何かを解き明かす。城郭史・戦国史のプロならずとも、歴史ファンをも唸らせる1冊だ!


目  次


  I部 一揆の城
城館遺跡と一揆〜縄張りは歴史の語り部〜…………中井 均(滋賀県立大学名誉教授)
甲賀の城〜考古学が語る実像〜………………………小谷徳彦(甲賀市教育委員会)
畿内近国の権力動向と甲賀の城館……………………中西裕樹(京都先端科学大学特任准教授)
戦国期の城郭石垣と伊賀・甲賀の一揆………………福永清治(城郭談話会会員)
伊賀の中世城館と惣国一揆……………………………笠井賢治(伊賀市教育委員会)
北方一揆と北伊勢の城・館……………………………竹田憲治(皇學館大学非常勤講師)
大和国東山内の城館研究………………………………中西裕樹

  II部 現代語訳大原同名中与掟条々
写真版/凡例/概要 同名中と与掟
大原同名中与掟条々〔原文翻刻・読み下し文・現代語訳+補註〕
                       桜井英治(東京大学教授)
                    訳註 清水克行(明治大学教授)
                       村井章介(東京大学名誉教授)

  III部 参考史料
1 大原勝井家文書 28点(足利義昭御内書写・滝川一益書状写等)
2 他地域の関連史料 9点(伊賀惣国一揆掟書・伊勢小倭百姓衆起請文案等)


 前のページにもどる